食事を始める際のあいさつ「いただきます」の文化を国内外に発信します。
南関町で〈竹〉の素材を生かした箸づくりを行う『ヤマチク』が短編映画を製作することになり、16日、玉名市で発表会を開きました。
【ヤマチク 山崎 彰悟 代表取締役】
「(<いただきます>は)世界に誇るべき文化だからちゃんと伝えたいという思いがあふれた結果、映画という手段にたどり着いた」
「日本の文化が改めて注目されるきっかけにこの映画がなると確信している」
16日開かれた短編映画『いただきます』の製作発表会。
食事を始める際に「いただきます」とあいさつする日本の文化を国内外に発信しようと南関町にある創業61年の箸メーカー『ヤマチク』が製作します。
映画では就職を機に上京した息子と、息子を心配する母の家族愛を描きます。
主人公の涼太を菊池市出身の俳優、岡田 蓮 さんが、そして母を熊本市出身のフリーアナウンサー村上 美香 さんが演じます。
監督は熊本市出身の映像作家・中川 典彌 さんです。
映画は15日クランクイン。東京で暮らす息子の元を突然訪ねた母が、息子のために家庭料理を作るシーンなどの撮影が熊本市で行われました。
【主人公 涼太役 俳優 岡田 蓮 さん】
「涼太は脚本を見た時から僕と似ているところがあって演じやすかった」
「<いただきます><ごちそうさま>の大切さを伝えたい」
【映像作家 中川 典彌 監督】
「家族愛や大切な人の存在がいかに自分たちにとって心のよりどころや生きていく希望になっていくかを伝えたかった」
短編映画『いただきます』は製作費をクラウドファンディングで募集していて、<箸の日>にちなんで8月4日に公開される予定です。