多久市にある県高性能食肉センターの整備工事をめぐり、プレハブ事務所のレンタル料といった経費の一部未払いなど複数の不適切な処理が行われていたことがわかりました。
県によりますと未払いだったのは多久市にある県高性能食肉センターの整備工事のうち、施設の用地造成工事でセンターの業務に従事する団体が使用するプレハブ事務所の使用料約91万6000円です。
プレハブ事務所は契約期間終了後も継続して使用していて、その間、レンタル事業者とは賃貸契約を締結していなかったということです。
遅延利息分を含む未払いの使用料は6月開催の定例議会で損害賠償にかかる議案として提出するということです。
また関連工事をめぐっては契約していた工事期間後のプレハブ事務所の使用料約1年4カ月分を契約に含めていたほか、建築基準法に基づく建築確認手続きを行っていなかったこと、担当部署による建築確認を受ける前に工事に着手していたことなど複数の不適切な処理があったということです。