議員の辞職と失職に伴う鳥取県議会議員米子市選挙区の補欠選挙が5月16日に告示されました。今回の選挙では、いわゆる「2馬力選挙」の対策として全国で初めて、県の選挙管理委員会が立候補者に宣誓書の提出を求めました。選挙には4人が立候補し、いずれも宣誓書を提出しました。

16日午前8時半、米子市にある県の西部総合事務所で、鳥取県議会議員米子市選挙区の補欠選挙の立候補の受付が始まりました。
前議員と新人、あわせて4人の陣営の担当者が訪れ、立候補を届け出ました。

今回の選挙では、県の選挙管理委員会が当選の意思のない候補者が他の候補者を応援するいわゆる「2馬力選挙」への対策として、全国で初めて、立候補者に「自らの当選を目的とする」という趣旨の宣誓書の提出を求めました。

それぞれの候補者が宣誓書を提出したかどうかについて県の選管は「公平・公正・中立の立場に反する」として公表していませんが、TSKさんいん中央テレビの取材に対し、4人の候補はいずれも提出したと回答しました。

鳥取県選挙管理委員会・松崎亮太事務局長:
(宣誓書の)受理が適切に行われたという意味で安心している。色々な声を聞きながら我々としてできること、法律改正が必要であれば国に訴えていきたい。

今回の補欠選挙には、届け出順に、共産党の新人で元米子市議の岡村英治さん、無所属で自民党が推薦する新人で会社社長の森由美子さん、無所属で前県議の山川智帆さん、無所属の新人で元公共職業安定所職員の亀本明和さんの4人が立候補しました。
投票は5月25日に行われ、即日開票されます。

TSKさんいん中央テレビ
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