コンタクトレンズの使用済みケースを高品質のプラスチックに再生するため回収を進めようと、仙台市科学館などに回収ボックスが置かれました。
記者リポート
「仙台市科学館に設置されたこちらの回収BOX。コンタクトレンズのケースを入れると自動車部品に生まれ変わるかもしれません」
コンタクトレンズのメーカー、メニコンは、コンタクトレンズの使用済みケースを高品質のプラスチックに再生するため回収しています。これまで回収ボックスを全国の販売店など約550カ所に置いていましたが、5月16日、全国で初めて公共の施設に置きました。
メニコンによりますと、日本国内で1年間に使用されているコンタクトレンズのケースは約5000トンですが、回収できているのは現在は数パーセントで、公共施設に回収ボックスを置くことでさらに回収を進めたい考えです。
回収したケースは青葉区の放射光施設「ナノテラス」も活用して、自動車の部品などに使う品質の高いプラスチック再生材の研究・開発に利用するということです。
メニコン共創戦略部 伊藤恵利部長
「コンタクトレンズを使用したらアルミシールをはがして、軽くすすいで乾かして、回収BOXに入れていただきますと良質な再生材の候補として使用することができます」
回収ボックスは16日から仙台市科学館など仙台市内4か所に置かれ、今後さらに増やしたいということです。