その月で最も劇的なサヨナラ打を放った選手を表彰する、月間「スカパー!サヨナラ賞」の発表が行われ、北海道日本ハムファイターズの郡司裕也選手(27)が初受賞しました。

 郡司選手は、4月11日エスコンフィールドで行われた、埼玉西武ライオンズ4回戦、0対0で迎えた延長12回ウラ、2アウト2塁の場面でライトスタンドへ劇的なサヨナラ2ランホームランを放ちました。このサヨナラホームランが選ばれました。以下、郡司裕也選手のインタビューです。

 ーー受賞の感想
「これ以上劇的なサヨナラホームランが生まれずに、年間大賞を獲りたい」

 ーーファンの方々へ
「僕が打ったサヨナラの試合は延長12回でしたし、いつも最後まで遅くまで残っていただいているファンの皆様には本当に感謝をしています。遅くまで残っていただいているファンの皆様にこういう試合を見せていきたい」

 ーーどんな気持ちで打席に入りましたか
「あの時は代打だった、僕は基本、代打はそんなに打てるものではないと打席に入っている。打てなくてもしょうがないだろうという気持ちで行って、そういう気持ちで行くと、割り切り、思い切りが生まれる。追い込まれていましたけど、ある程度、頭の中でこういうボールが来るだろうなと、思い浮かべて打てたので、冷静だった」

 ーーフォークボールは狙っていた
「ある程度頭にはあったボール。(松本)剛さんが盗塁してくれたことによって得点圏に行きました。バッテリーも大胆な勝負はしてこないだろうなと思っていたので、剛さん様様です」

 ーー松本剛選手の盗塁が気持ちの部分で大きかったのか
「この賞の報酬の半分は剛さんにあげても良いくらいの気持ち」

 ーーライトへのホームラン、感触は
「打った瞬間は入るとは思っていなかったのでちゃんと走っていた。全力で走っていたのですが、今、思い返せば打った瞬間、歩いて、バット放り投げても良かったかなと思っています」

 ーー2万9千人以上のファンが詰めかけていた。球場の雰囲気は覚えていますか
「僕が代打でコールされた時にすごい歓声をいただき、すごくうれしかったのを覚えています。夜遅かったので皆さん帰れるのかなという心配もありましたし、あのまま引き分けで終わっていたら、帰る道も遠いし落ち込むファンも多いと思うんですけど、晴れ晴れ(した心で)帰してあげられて良かった」

 ーーお立ち台で「さすがにオレ、カッコイイ!」という名言が出た。
「あの時はテンションが上がっていたので出ましたけど、後々見るとすごく恥ずかしい」

 ーーかっこよかったと思っていた方もいた
「かっこよかったと思いますけど」

 ーーグッズにもなりました
「ファイターズはすぐグッズにしてくださるのでありがたい限りです」

 ーー郡司選手にとってサヨナラホームランはどんな一本になった
「ああいう場面で打てるのが強みだと思います。どういう場面でも冷静に打席に立てていて、やるべきことを考えて打席に立てている。今後もああいいう場面が来たら打てるようにという気持ちです」

 ーー今季は捕手に本格的に取り組んでいるどんなシーズンに
「今季、僕のお願い、目論見で捕手を増やしてもらっています。一番の強みはバッティングだと思う。全ポジション全打順やるつもりで、やれと言われた所で結果を残していきたい」

 ーー賞金30万円の使い道は
「僕も今年28歳になる、プロ野球で言えば中堅くらい。このチームは年下の選手ばかりなので、生意気な年下たちをたくさん引き連れてご飯でも行こうかなと思います」

 ーー今年もマイクは両手持ち
「…(笑)そう言われるとちょっと意識しているみたいになってしまうので、意識してみたいになってしまうので、これはデフォルトなので」

北海道文化放送
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