初夏の訪れを告げる倉吉市特産の「プリンスメロン」。本格的な出荷が始まるのを前に5月15日、査定会がありました。2025年も大きさ、甘さともに上々の仕上がりです。
倉吉市特産のプリンスメロンは、高い糖度とさわやかな香りが特徴で、県内の”夏のフルーツのトップバッター”として親しまれています。
15日は、初出荷を前に倉吉市で査定会があり、JAの職員や生産農家などが、2025年の出来栄えを確認しました。
平均糖度は16.9度で、出荷基準の15度を大きく上回りました。
杉谷紡生記者:
プリンスメロン、いただきます。口に入れる前からメロンのいい香りが広がっています。噛んだ瞬間、じゅわっと口の中に溢れ出してきて、とてもジューシーです。
JAによると、2025年は3月の気温が低かったことから生育が遅れたものの、その後は安定した天候に恵まれて順調に育ち、大きさ、甘さともに例年並みに仕上がったということです。
倉吉メロン生産部・佐々木敬敏部長:
農家の努力が実った結晶ですので、それを思いながらぜひ食べていただきたいと思います。
倉吉市のプリンスメロンは、5月18日から7月中旬ごろまで県内や関西方面に出荷され、JAは2024年を上回る1890万円の売り上げを見込んでいます。