静岡県富士宮市が進める郷土史博物館の建設をめぐり、慎重派の市民団体が計画の是非を問う住民投票を求めて市民から集めた署名簿を市に提出しました。
市民団体・津田陽子さん:
5000人の市民の思いをのせました
住民投票の実施を求めて署名簿を提出したのは建設に慎重派の市民団体です。
4月からの1カ月間で、条例制定の直接請求に必要な有権者数の2倍を超える約5000人の署名を集めました。
市は埋蔵文化財センターの浸水リスクや老朽化を理由に郷土史博物館の建設計画を進めていますが、事業費は17億円から23億円と見込まれ、市民団体は「ほかに優先すべき課題があるのでは」と疑問を呈しています。
市民団体・津田陽子さん:
たくさんの人がハコモノ(郷土史博物館)は要らないと思っていることを市議会議員も市長も重く受け止めてほしい
6月にも市長に対し条例制定を求め本請求を行う予定です。