陸上自衛隊のオスプレイが配備される佐賀駐屯地の開設まで2カ月を切る中、佐賀市議会の議員らが15日に工事中の駐屯地を視察しました。

防衛省は、ことし7月9日に「佐賀駐屯地」を開設し、オスプレイ17機を8月中旬にかけ順次移駐する計画です。
15日は佐賀市議会の特別委員会の委員が佐賀空港を訪れ、九州防衛局から、「外装の工事はほぼ終わり、現在は内装の仕上げや水道管などの工事を行っている」などと工事の進捗について説明を受けました。

【佐賀空港の自衛隊駐屯地計画に関する調査特別委員会 黒田利人委員長】
「私たち、特に川副町は合併して2000人くらい人口減になっているですよ。それを含めて、おそらく人の動きの中で活性化になるんじゃないかという期待感が、地元の人は特にあると思ってます」

このあと委員たちは駐屯地から約3キロ離れた戸ヶ里漁港を視察。
戸ヶ里漁港は大潮の満潮の際に水没することや、砕石仕上げで足場が悪いことなどからアスファルトによる舗装工事が行われる予定です。
事業費は2100万円で、そのうち約1400万円は「駐屯地周辺の環境整備」として防衛省の補助金があてられます。
立地自治体の佐賀市の事業を防衛省が補助するのは今回が初めてです。
工事はノリ漁が始まる前の8月までに完了する予定だということです。

サガテレビ
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