犯罪の捜査などに協力する警察犬には、民間で飼育されている「嘱託警察犬」がいます。
その「嘱託警察犬」の能力を競う大会が広島市で開かれました。

15日の大会には「嘱託警察犬」など22頭が参加しました。
「嘱託警察犬」は普段は民間で飼育、訓練されていますが、警察の要請があれば出動し行方不明者の捜索や犯罪捜査などを行います。

【辰已麗アナ】
「においを覚えていま飛び出しました。5枚ある布のうち真ん中を加えて戻ってきました。審査員からは〇が出ましたね」

警察犬の能力と指導者の訓練技術向上を目的に行われた今日の大会。
特定の人が触った布を嗅ぎ分ける「臭気選別」、そして犯人の逃走経路をたどる「足跡追及」の2部門が行われ正確性と所要時間が審査されました。

【広島県警鑑識課・八田智彦警部補】
「我々が嘱託しているところは、現場活動でいかに先生方(指導者)に活躍していただけるかというところを考える場でもあると思っている。こういった場を利用して先生(指導者)に現場の活動もお願いできればと思っています」

広島県警の嘱託警察犬は現在25頭で今年度の活躍はまだありませんが、昨年度、行方不明者の捜索に従事したということです。

テレビ新広島
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