「世界一貧しい大統領」として親しまれた南米ウルグアイのムヒカ元大統領に、多くの市民が別れを告げました。
ホセ・ムヒカ元大統領は、13日に首都モンテビデオ郊外の自宅で家族らに見守られ、89歳で息を引き取りました。
ムヒカ元大統領の遺体は14日、モンテビデオの国会議事堂に運ばれ、最後の別れを告げようとする市民が国会議事堂の外まで長い行列を作りました。
ウルグアイ国旗に包まれたひつぎの前では花を手向けたり、涙する市民の姿もありました。
ムヒカ元大統領は2010年から5年間の大統領在任中、公邸に住まず郊外の質素な自宅で暮らし、収入の大半を寄付したことから「世界一貧しい大統領」の愛称で親しまれました。
ムヒカ元大統領の死去を受け、ウルグアイ政府は14日から3日間、国全体で喪に服すことを発表しています。
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