呉市の海上保安大学校の学生たちが、手漕ぎの船で長距離を走破する伝統の1泊2日の訓練に出発しました。

訓練に臨むのは海上保安大学校に先月、入学した学生93人です。
手漕ぎの船による訓練は、幹部海上保安官に必要な気力や体力を養うために1953年から行われている伝統行事です。

【参加した学生】
「授業中に練習したことをしっかり発揮して、時間内に漕ぎきれればと思う」
「初日にバーベキューをするので、それが楽しみ」

学生たちは船に食料や寝袋を積み込んだあと、4メートルを超えるオールで海へと漕ぎ出します。

「いってらっしゃい!」
「いってきます!」

新入生にとっては初めての航海訓練です。
学生たちは今夜、江田島市の入鹿海岸で野営したあと、あす16日、学校へと戻ります。

テレビ新広島
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