笠岡市入江の木造建築工事業「川崎建設」が4月25日に事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことが、民間の信用調査会社の調べでわかりました。
帝国データバンクの発表によりますと、川崎建設は2015年3月に設立された木造建築工事業者です。地元企業や一般個人からの受注で、住宅や店舗、事務所などの新築工事、増改築工事を手がけ、2022年2月期には、年売上高約4800万円を計上していました。
しかし、それ以降は同業他社との競合が激しさを増すなか、マンパワー不足なども重なって受注が減り、2024年2月期の年売上高は約2400万円に半減していました。
この間、金融機関の支援を得ながら資金繰りしてきましたが、過少資本もあって支えきれなくなり、事業の継続を断念したということです。
負債は約7000万円とみられています。
※「崎」の字の「大」の部分は「立」です。