岡山県は、笠岡市で取れたアサリから国の規制値を超える「まひ性貝毒」が検出されたとして、高梁川より西にある関係漁協に対して、アサリの出荷を自粛するよう要請しました。

県によりますと、5月12日に笠岡市で取れたアサリから国の規制値を超える「まひ性貝毒」が検出されたということです。この毒素が蓄積された二枚貝を食べると、顔面や舌、唇などがしびれ、重症の場合は呼吸困難になるおそれがあります。

このため、県は高梁川以西の漁協に、高梁川以西の海域で取れたアサリの出荷自粛を要請したほか、県民にこの海域でアサリを取って食べないよう注意喚起を行っています。

アサリ以外の
・ムラサキイガイ
・アカガイ
・トリガイ
などの二枚貝も食べないよう呼びかけています。

近隣の兵庫県や広島県でも、貝毒が発生している海域があるので、潮干狩りに行く場合は各自治体のホームページで最新情報を確認するよう、県民に呼びかけています。

県では二枚貝以外の貝類や魚類には影響はなく、食べても問題はないとしています。県内で「まひ性貝毒」が確認されるのは、2018年以来で、県は調査を継続し、安全性が確認された時点で改めて「貝毒終結」の発表を行うことにしています。

岡山放送
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