島根スサノオマジックは14日、チームを4シーズン率いたポール・ヘナレHCとの契約が満了となり、退団することを発表しました。
【画像提供:島根スサノオマジック】

ポールヘナレHCは、2021ー22シーズンに就任。
初年度はチームを過去最高順位の西地区2位、初のチャンピオンシップに導き、セミファイナル進出を果たしました。
2022ー23シーズンもチャンピオンシップ進出を果たしたものの、クォーターファイナルで敗退。
2023-24シーズンは、西地区4位でチャンピオンシップ進出を逃しました。
そして2024-25シーズンでは、2シーズンぶりにチャンピオンシップに導いたものの、クォーターファイナルで琉球に敗れ、就任当初からの目標だったBリーグ制覇を果たすことができませんでした。

退団にあたり、ヘナレHCは、「この4年間、皆様からいただいた応援に大変感謝しております。その間にチームとファン層の成長を見ることができ、島根では素晴らしい経験をさせていただきました。一人ひとりにお別れを言うには多すぎるほど、多くの素敵な方々と出会いました。皆様に感謝しているとともに、寂しさも感じています。島根の皆さん、4年間本当にお世話になりました」とコメントしました。

また広瀬健太育成強化本部長は、「ヘナレHCには4シーズンにわたり指揮を執っていただき、島根スサノオマジックを「強豪」と呼ばれるクラブへと押し上げていただきました。それを実現できたのは、ヘナレHCの卓越したバスケットボール戦略と戦術によるものはもちろんのこと、人としても選手・スタッフから深く敬愛される存在であり、チームをひとつのベクトルに導き、Fightしてくださったことに他なりません。心より感謝申し上げます。
試合では、皆さまご存知の通り、凄まじいエネルギーでチームを鼓舞し、どのような局面でも勝利をあきらめずに追い求める、非常にタフなヘッドコーチでした。また、日々の練習においても強いリーダーシップを発揮し、厳しくも実りあるトレーニングでチーム力を高めてくださいました。そのタフさとリーダーシップはチーム全体に伝播し、選手・スタッフ一丸となって戦う集団へと成長させてくださいました。
その結果、4シーズンのうち3度のチャンピオンシップ出場、さらには2021-22シーズンにはセミファイナル進出という、クラブ史に残る成果をもたらしてくださいました。コートを離れた場面では、非常に気さくで、人懐っこいお人柄とともに、島根という土地を心から愛してくださったことが印象的でした。
選手やスタッフのみならず、地域の皆さまからも多くの信頼と親しみを寄せられていたことと思います。私たち島根スサノオマジックは、ヘナレHCが築いてくださったカルチャーを受け継ぎ、さらに発展させ、より魅力あるクラブとなれるよう、これからも全力で挑戦してまいります。
最後になりますが、ヘナレHCのこれからのご活躍と、さらなるご成功を心よりお祈り申し上げます」とコメントしています。

TSKさんいん中央テレビ
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