国の天然記念物「トキ」の分散飼育地である出雲市で13日、2025年に入って初めてヒナが生まれました。

ヒナが誕生したのは、トキの繁殖に取り組んでいる出雲市の分散飼育センターです。
13日午前8時過ぎに、6歳の雌が産んだ卵がふ化したということです。
誕生したヒナは、時折「ピヨピヨ」と鳴き声を上げていて、元気に過ごしているということです。
このあとも順調に育てば、10月ごろに新潟県の佐渡トキ保護センターに移され、飛ぶ訓練や餌を食べる訓練を受けた後、放鳥されます。

この飼育センターでは、これで15年連続でトキのふ化が確認されていて、「ほっとした。これから育てていくのが大変なので、注意深く育てていきたい」とコメントしています。

またセンターでは、3つのぺアから12日現在で18個の産卵が確認されていて、順次ふ化していくよう見守ることにしています。

TSKさんいん中央テレビ
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