最大クラスの地震が発生した際、津波による甚大な被害が想定される岩手県久慈市で、住民の一時避難場所として新たに指定されたビルの内覧会が5月13日に開かれました。

津波の一時避難場所として指定されたのは、久慈市長内町にあるNTT東日本の久慈ビルです。
13日は近くの住民など約50人が内覧会に訪れ、広さなどを確認しました。

ビルがあるこの地域は海から2キロ離れていますが、最大クラスの地震が起こった場合、7メートル前後の津波が30分後に到達するとされています。


この想定を受け4月、久慈市とNTT東日本岩手支店は、大津波警報や津波警報が発表された際にビルを住民の一時避難所として活用する覚書を締結しました。

避難場所は高さ10メートルの3階部分と、高さ15メートルの屋上で約330人を収容することができます。

東広美町町内会 橋上武司会長
「ビルの避難場所が屋内で近いということで、安心材用になるかなと思っております」


東広美町町内会 橋上武司会長
「ビルの避難場所が屋内で近いということで、安心材用になるかなと思っております」

NTT東日本で建物の屋内スペースを避難場所として活用するのは東北では初めてだということです。

これで久慈市内の避難ビルは6カ所目となりました。

岩手めんこいテレビ
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