岩手県の達増知事は5月13日、文部科学省などを訪問しILC=国際リニアコライダーの実現に向けた要望活動を、宮城県の伊藤哲也副知事らとともに合同で行いました。
達増知事は13日、文部科学省の野中厚副大臣と会談し、岩手・宮城にまたがる北上山地が建設候補地となっている研究施設・ILCの実現に向けた要望活動を行いました。
13日は宮城県の伊藤哲也副知事のほか、東北の関係団体も含め14人が同行していて、合同での要望活動は6年ぶりとなります。
会談ではILCについて、国家プロジェクトとして誘致を推進すること、政府主導の国際的な議論の推進、国際協働の研究に必要な予算の措置、これら3つの要望を行いました。
達増知事
「地方創生を進めていくためにも、ILCというテーマが重要。東北の思いというのはしっかり受け止めていただいているなと」
達増知事らは13日に復興庁と内閣府、それに自民党本部も訪問し、同様の要望をしたということです。