核兵器使用のリスクが高まる中、国家元首経験者などの国際人道グループ「エルダーズ」が、広島を訪れ被爆地の若者とともに核兵器の脅威にどう立ち向かうべきかを議論しました。
被爆80年に合わせて広島を訪れているのは、南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領が設立した国際NGO「エルダーズ」のメンバー8人です。
一行は、13日、原爆慰霊碑に花を手向け、原爆の犠牲者を悼みました。
その後のシンポジウムでは、「エルダーズ」のメンバーでニュージーランドのクラーク元首相やメキシコのセディージョ元大統領が被爆地の若者とともに、核兵器の脅威にどう立ち向かうべきか、意見を交わしました。
こうした議論を受け、前国連事務総長のパン・ギムン氏は被爆国日本が果たす役割に期待感を示しました。
【前国連事務総長 パン・ギムン氏】
「日本政府は核兵器禁止条約にもっと緊密に関わり、締約国会議にオブザーバー参加するべきだ」