北海道の山に軽装で入ったイギリス国籍の男女が寒さで動けなくなって遭難し、警察のヘリコプターで救助されました。

 遭難したのは、イギリス国籍の30歳の男性と29歳の女性です。

 5月13日午後6時10分ごろ、倶知安町の羊蹄山で男性から「女性と2人で歩いていて寒くて避難小屋に行けない」などと110番通報がありました。

 2人は9合目(標高1750m付近)で動けなくなっていて、通報から約1時間後に北海道警のヘリコプターが救助しました。

 女性が寒さを訴え病院に搬送されましたが、症状は比較的軽く治療は受けなかったということです。

 警察によりますと2人とも軽装で、男性の服装は長袖とハーフパンツ、女性は半袖と長ズボンでした。

 2人は交際関係で、北海道に観光で訪れていて登山の知識や経験もなかったとみられます。

 羊蹄山は、「蝦夷富士」とも呼ばれる北海道を代表する山で、5月でも標高が高い所にはまだ雪が残っています。

 警察の聞き取りに「寒さで動けなくなってしまった」などと話しているということです。

北海道文化放送
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