熊本市に住む男が、脅迫などの罪に問われた裁判で、熊本地裁は5月12日に警察の捜査に対し、一部、違法性を認める判決を言い渡した。

熊本地裁が熊本県警の捜査に一部違法性

この裁判は熊本市中央区に住む被告の男(50代)が、妹に対して「殺しに行くから警察を呼んでおけ」などと携帯電話でメッセージを送信し、覚醒剤を使用した罪に問われていたもの。

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熊本地裁の賀嶋敦裁判官は5月12日の判決で、警察が脅迫事件の捜索差押許可状をもとに被告の自宅で家宅捜索を行った際に、リビングで発見したガラスパイプなどの薬物関連物品の写真を撮影したが、本来、別の許可状が必要で、違法であると指摘。

その一方で、脅迫や覚醒剤使用の罪は認められるとして、被告の男に懲役1年6カ月の判決を言い渡した。

熊本県警はTKUの取材に、「判決を把握できておらず、コメントは差し控える」としている。

(テレビ熊本)

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