5月14日の岩手県内は13日より気温が上がり夏日のところが増える見込みです。
今後、エアコンの出番が増えてくると思いますが、使う前に済ませておきたい手入れなど3つのポイントを取材してきました。
夏に向け出番が増えてくるエアコン。
久しぶりにスイッチを入れるという方も多いと思いますが、機械の調子が悪いなど暑さが本格化してからエアコンが適切に使えないのは一大事です。
ダスキン上堂支店 菅原聡樹支店長
「トップシーズンに入る前に1回動かしてもらった方がいい。その際に異音がするとかあれば修理が必要になってくると思うので」
そこでエアコン掃除のプロ、ダスキンの菅原聡樹支店長に夏場のエアコン使用前に済ませておきたい手入れなどについて3つのポイントを教えてもらいました。
まず1つ目はフィルターの掃除です。
ここに汚れが付いていると空気を適切に吸えないため、稼働効率が悪くなってしまいます。
掃除には水洗いも効果的ですが、より簡単な方法として掃除機でほこりを吸い取ることがおすすめです。
経済産業省資源エネルギー庁によりますと、フィルターが目詰まりしているエアコンと掃除したエアコンを比べると、年間で31.95kWhの省エネ、約990円の節約になるということです。
ポイント2つ目はエアコンの熱を外に出す「室外機」です。
熱がこもらないよう周りに遮るものが無いか確認します。また室外機についている「ドレンホース」も要チェックです。
冷房や除湿運転でエアコン内部に溜まった水を外に出す役割があり、このホースの出口が詰まっていないか確認し必要に応じて掃除します。
そして3つ目のポイントが、エアコンが正常に動くか確認するための「試運転」です。
試運転の際のポイントについて、菅原支店長は「エアコンの近くの窓を開けていただいて、10分ほど高めの温度設定で試運転する」と話します。
エアコンの中の結露を防ぐため、通常の冷房より高めに温度を設定して10分ほど試運転。音やにおいに異常がなければ問題ありません。
一方で家庭では対応できない汚れもあるといいます。
ダスキン上堂支店 菅原聡樹支店長
「これからの時期は温度が高い、湿度が上がってくるということと、汚れ自体がカビの栄養分になってくるので、そこらへんでカビの繁殖が出てくる。(エアコンの風が)カビ臭いとなれば最終的にはプロの掃除が必要」
ダスキンでは高圧洗浄機を使ったエアコン内部のクリーニングにも対応しています。
本格的な夏が始まってから、効率よくエアコンを使えるよう早めの手入れを心がけることが大切です。