鶴岡市の藤島地区では「フジの花」が見ごろを迎え、甘い香りとともに訪れた人を楽しませている。
鶴岡市藤島地区では、地名を活かそうと、1993年から地域ぐるみで藤棚の整備に取り組んでいて、藤島体育館の周辺や地区内にある公園などに8品種・約80本のフジの木が植えられている。
咲き始めは5月3日で、寒い日が多かったことから例年より5日ほど遅く、いまは早咲きのものはほぼ終わり、「野田藤」や「薄紅藤」といった品種が花の盛りを迎えている。
13日の日中、鶴岡市は久しぶりに晴れ間が見え、最高気温も平年並みの21℃にまで上がり、うららかな陽気の中、藤島体育館わきの藤棚には多くの人が訪れ、散策をするなどして楽しんでいた。
(寒河江市から)
「日本的できれい。すごく優しい香りがして良い」
一方、藤島歴史公園「Hisu花(ひすか)」にある名物の大藤棚はまだ少し早いようで、地元のふじしま観光協会によると、見ごろは17日~20日ごろで、地区内のフジの花は5月25日ごろまで楽しめる。