JR東日本は新幹線の料金が6割引きになる、初のタイムセールを行うと発表した。JR東日本の狙いについて、専門家は「観光客を分散させることで地方経済活性化という側面もある」と指摘する。往復で最大2万円以上安くなるお得なタイムセールだが、この新幹線で行ける、オススメスポットを聞いた。

最大2万円超お得に!JR東日本“初のタイムセール”

JR東日本は新幹線の料金が6割引きになる、初のタイムセールを行うことを発表した。

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往復で最大2万円以上安くなるお得なタイムセールに、街からは「すごい行きたい」「行こうというきっかけがほしいので、ちょっと安いと行ってみようかってなる」と歓迎の声が上がっている。

タイムセールは、手持ちの交通系ICカードを使って改札を通る「新幹線eチケット」で行われる。

eチケットは、JR東日本のインターネット予約サイト「えきねっと」で購入可能で、6月2日から11日までの乗車分が5月22日から、6月12日から22日の乗車分が5月23日からそれぞれ席数を限定して販売される。

対象の新幹線は、秋田新幹線「こまち」と山形新幹線「つばさ」上越新幹線「とき」の一部区間の普通車指定席。

料金は、例えば東京駅から秋田駅まで通常期で片道1万7820円のところ、7120円と1万円以上お得になる。

JR東日本の狙いについて航空・旅行アナリストの鳥海さんは、「観光客が都市部に集中しているところがあります。観光地の分散も含めて特に日本人の夏の前の旅行として、今回分散させることで地方経済活性化という側面もあると思います」と指摘する。

秋田や新潟に…これから楽しめるオススメスポット!

そこで梅雨の時期でも楽しめるオススメの場所を鳥海さんに聞いた。

航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏:
秋田新幹線の中で言うと(岩手県)雫石で降りて小岩井農場に行ったり、(秋田県)田沢湖に行ってサイクリングをしたり、秋田駅周辺で日本酒、きりたんぽなどを楽しむような旅がオススメです。

では、上越新幹線で行けるオススメスポットはどこだろうか?

航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏:
上越新幹線に乗って新潟まで行って、そこからフェリーに乗り、世界遺産に登録されている佐渡を散策したり、新潟県の新発田市のアヤメの花を楽しむ過ごし方ができます。

6月中旬以降に見ごろを迎える「アヤメ」だが、新発田市の「しばたあやめまつり」では、約1万8000平方メートルの広大な敷地に初夏を彩るアヤメ約300品種、約60万本が咲き競う。

そして最後は、山形新幹線。

航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏:
山形県には肘折温泉を始め、蔵王、かみのやま温泉などたくさんの温泉があります。そしてサクランボの時期にもなるので、サクランボを楽しみながら過ごすということがオススメです。

鳥海さん自身「聞いたことがない」という新幹線の6割引セール。
販売開始と同時に満席になる可能性があるため、早めに計画を立てる必要がありそうだ。
(「イット!」 5月13日放送より)

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