愛媛県の宇和島保健所のエリアで、マダニ感染症の一つ・重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に感染した高齢女性が確認されたと13日に発表されました。
厚生労働省によりますと、この病気はSFTSウイルスを持っているマダニに刺されると、発熱やおう吐、下血、血小板の減少などの症状が現れる感染症。致死率は10~30%程度とされています。
愛媛県によりますと宇和島保健所のエリアで5月上旬、70代の女性が体調不良のあと発熱し、医療機関を受診してその日に入院。数日後に検査したところSFTSに感染していたことが判明しました。
症状として筋肉痛や食欲不振、血小板や白血球の減少も見られたとしています。13日時点で熱は下がったものの入院が続いているということです。女性はマダニが生息しやすい環境の畑に行ったことがあるとしています。愛媛県内で今年に入りSFTSの感染が判明したのは初めてです。
県は感染対策として野山や草むらなどダニの生息場所に行く際、長袖・長ズボンや手袋などを身に着けるほか、ディートという成分を含んだ防虫スプレーを使うと効果的と呼びかけています。
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