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プレスリリース配信元:JTBコミュニケーションデザイン




 株式会社JTBコミュニケーションデザイン(本社:東京都港区、代表取締役:藤原卓行、以下「JCD」)は、去る2025年1月に主催した「nano tech 2025 第24回 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議」(会場:東京ビッグサイト)をはじめとした同時開催14展において、イベント開催に伴うCO2排出量を算定し、公開しました。
 本取り組みは、イベント運営における環境への影響を可視化することで、主催者としての責任を果たすとともに、脱炭素社会の実現に向けた一歩として位置づけています。今後も排出量データをもとに、より効果的な環境負荷低減策を講じ、持続可能なイベントづくりを推進してまいります。

<算定対象展示会概要>
・展示会名:nano tech 2025 第24回 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議
・テーマ:イノベーションで未来のビジネスを拓くBridge to Future Business: Innovating Nanotechnology
・会期:2025年1月29日(水)~31日(金)10:00~17:00
・会場:東京ビッグサイト東4.5ホール&会議棟
・主催:nano tech実行委員会、株式会社JTBコミュニケーションデザイン
・同時開催:MEMSセンシング&ネットワークシステム展 / CONVERTECH / 新機能性材料展 /
グリーンマテリアル / 3DECOtech / WELL-BEING TECHNOLOGY / SURTECH / TCT Japan/
ENEX / DER・Microgrid Japan /再生可能エネルギー世界展示会 &フォーラム /
Offshore Tech Japan /InterAqua
・展示規模:394団体、478小間、16カ国
・来場者数:42,089名(オンライン参加者除く)
・URL:https://www.nanotechexpo.jp/

<算定範囲>



<算定の方法と対応策>
1.来場者の移動手段
・来場者の登録情報(都道府県単位)を基に「都道府県間流動表」を参考にし、移動手段を加重平均で按分し算定
・海外からの来場者については出国情報が取得出来ていないため、情報の取得が出来ている出展者の参加国を基にシナリオを策定し算定
2.出展者の参加人数
・実査で約80ブースの参加人数を確認し、1小間あたりの平均参加人数を推算
3.出展者の輸送
・出展ブースに配置する物品の量や輸送方法が推測困難のため算定対象外
4.出展者の移動手段
・国内(一都三県):電車移動を前提に、登録された会社住所から会場までの距離を基に算定
・国内(一都三県以外):「都道府県間流動表」を参考に移動手段を加重平均で按分し算定
・海外:登録された住所の最寄り空港⇒成田・羽田空港⇒会場までの移動の3段階で算定
5.特別装飾ブース
・パッケージブースとは異なり効果的な装飾が施されているが、出展各社からの施工情報の取得が困難なため、一部特別装飾ブースのCO2排出量データを活用し特別装飾ブース全体の排出量を推算
6.食事(レセプション・キッチンカー)
・メニュー情報からデスクトップリサーチで取得したデータを活用して基本レシピを設定し、現地調査を基に食材や提供量を勘案して推算
7.施工に関わるレンタル備品
・レンタル備品(消耗せず複数回利用するもの)の環境負荷をできるだけ精緻に反映するため、カーボンフットプリント製品種別基準(CFP-PCR) の対象製品:イベント における附属書Cの算定方法を参照して算定

<算定結果>






<当展示会において実施した環境対策>
1.CO2排出量の可視化とレポートの発行による情報開示
2.CO2ゼロMICE(R)による会場で使用する電力の実質再エネ化
3.使用した資材のマテリアルリサイクルの促進
4.資材品・備品のリユース促進
5.資材におけるプラスチックの削減

<今後の取組>
 本算定の結果、展示会全体におけるCO2排出量の多くが、来場者および出展者の移動に起因することが明らかとなりました。これらは主催者による直接的な削減が難しい領域ではあるものの、環境負荷の少ない交通手段の利用や、環境配慮に取り組む交通・宿泊事業者の利用を促すなど情報発信を通じて、来場者の意識啓発に努める事が重要だと考えております。
 主催者としては、企画段階から展示会全体の「エコデザイン」を見直し、制作における環境負荷の少ない素材の導入促進や、廃棄物のリサイクル率向上・総量削減を図る事で、出展者に対しても環境配慮型の展示・運営を推奨するなど、関係者全体での取り組みを推進いきたいと考えております。
 主催展示会でのCO2排出量計測で得たノウハウを蓄積し、将来的には当社が企画・運営する様々なイベントでも計測サービスを提供出来るようなスキームの構築を目指します。そしてパートナー企業とも連携しながら持続可能なイベントの実現を目指してまいります。

<算定に関するお問い合わせ先>
株式会社JTB コミュニケーションデザイン サステナビリティ推進局
TEL:03-5657-0600 営業時間:9:30~17:30(土・日・祝日休業除く)
E-mail:jcd_sustainability@jtbcom.co.jp

<nano tech展に関するお問い合わせ先>
nano tech実行委員会事務局(株式会社JTBコミュニケーションデザイン トレードショー事業局内)
TEL:03-5657-0760 営業時間:9:30~17:30(土・日・祝日休業除く)
E-mail:nanotech@jtbcom.co.jp

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