宮崎県都城市で、豚熱に感染した野生のイノシシが見つかってから1カ月が経ちました。宮崎県は、イノシシを介した養豚場への豚熱の侵入を防ぐため、14日から2回目のワクチンの緊急散布を行います。

豚熱経口ワクチンの緊急散布は、感染した野生のイノシシが見つかった場所から半径10キロ圏内を中心に、都城市、小林市、高原町で行われます。
散布するポイントは合わせて99カ所で、1カ所につき20個のワクチンがまかれます。
ワクチンの緊急散布は14日から始まり、5日以内に終わる予定です。

宮崎県によりますと、ワクチンの緊急散布は今回で終了、今後は年に2回の定期散布に移行するということです。

また都城市は、養豚場に出入りする車両や人を介した豚熱の侵入を防ぐため、1つの農場につき約18リットルの消毒薬を配布します。
対象となるのは129農場で、JAみやざき都城地区本部・家畜市場で5月19日に配布されます。

テレビ宮崎
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