廃線も検討されている、名鉄広見線の岐阜県の新可児駅から御嵩駅の区間について、御嵩町が、存続を目指す方針を明らかにしました。

 赤字が続く名鉄広見線の新可児駅から御嵩駅の区間は、御嵩町と可児市があわせて年間1億円の財政支援をしていますが、名鉄が「いまの方式での運行の継続は難しい」として、八百津町も含む3つの市と町に、2025年6月をめどに、存続か廃止かの判断を求めています。

 このうち、御嵩町が施設の維持費などを自治体の負担とする「みなし上下分離方式」で存続を求める方針を固め、可児市や八百津町、名鉄と協議する意向を明らかにしました。

 沿線の市と町の負担額は1億8000万円に増えると試算していますが、渡辺幸伸町長は5月10日の町民との集会で「鉄道を町のにぎわいづくりに生かしていきたい」と話したということです。

東海テレビ
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