岩手県内にある3つの世界遺産について、達増知事が自ら価値や魅力を伝える2025年度1回目の出前授業が、5月12日に九戸村の小学校で行われました。
達増知事の出前授業は、毎年、県内の小学校から高校までを対象に行われています。
今回はこの春5つの小学校が統合してできた九戸小学校の6年生を対象に開かれました。
知事は県内の世界遺産として「平泉」と「橋野鉄鉱山」そして「御所野遺跡」があることを説明しました。
このうち「平泉」については、奥州藤原氏の初代清衡が争いのない平和な世界を願って中尊寺を建てたことを伝えました。
達増知事
「多くの人たちの心を一つにするのに仏教がいいだろうということで、中尊寺というお寺を建てて平泉のまちをつくった」
その上で、世界遺産は岩手の守るべき宝物だと呼び掛けました。
児童
「知事から授業を受けるという特別な体験ができてうれしかった」
「家族にいろんな世界遺産があるんだよとたくさん教えてあげたい」
2025年度の知事の出前授業はこのあと3つの学校で行われます。