宮城県気仙沼市では、プラスチックごみを排出しない、コメ作りの実証試験が始まりました。

JA新みやぎでは、2022年から気仙沼市の水田で、地中の2つの層に液体状の肥料を注入する実証実験に取り組んでいます。一般的な粒状の肥料はプラスチックで覆われているため、水路を伝い海に出て、海洋汚染の一因となります。

5月12日は専用の田植え機を使い、ひとめぼれの苗を植えながら、液状肥料を注入していきました。

階上生産組合 佐藤美千夫社長
「環境に優しいこのような事業は、取り組んでいくのが当たり前だと思う」

JA新みやぎ南三陸統括営農センター 小野寺成明センター長
「今年度、収量がしっかり取れていくことが実証できればと思う」

JA新みやぎでは収穫量や品質などを分析し、今後に生かす方針です。

仙台放送
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