ロシアの首都モスクワで9日に行われた戦勝80年の記念式典は、ウクライナ侵攻の影が色濃く見えるものとなりました。

モスクワ中心部で行われた軍事パレードでは、ロシア軍のほか、中国軍の儀仗(ぎじょう)隊など約1万1500人が行進しました。

プーチン大統領は観覧席で中国の習近平国家主席とにこやかに言葉を交わし、親密さを演出しました。

また、式典では「真実と正義はわれわれの側にある」と演説し、ウクライナ侵攻を正当化しました。

パレード後には、クルスク州の奪還作戦を支えたとされる北朝鮮軍の指揮官と固い握手を交わし、戦闘の支援に謝意を述べる場面もありました。

こうした中、北朝鮮メディアは金正恩(キム・ジョンウン)総書記が、平壌(ピョンヤン)にあるロシア大使館を9日午前に娘と訪れ、「戦勝記念日」の祝意を伝えたと報じました。

金総書記がモスクワの式典に出席するとの見方もありましたが、見送られていました。

フジテレビ
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国際取材部
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