東京都立川市の小学校で男2人が侵入し暴れた事件を受け、岐阜県岐阜市の白山小学校で2025年5月9日、警察とともに不審者対応の訓練が行われました。

 訓練では、不審者に扮した2人組が、子供同士のトラブルで校長に会わせるよう要求しました。

 2人組は教室に入ってナイフを取り出したため、教師たちは学校に備え付けのさすまたを使い、不審者役を取り押さえました。

教師:
「実際に起こったら子供たちを最優先に守らなければならないと思いますので、いつ起こっても対応できる形でやっていきたいと思っております」

 さすまたの使い方について、岐阜中警察署の加藤隼人さんに話を聞きました。

岐阜中警察署の加藤隼人さん:
「長さが生きる機材になっていますので、柄の部分を持っていただければ。近いところを持ってしまうと、外れてしまった時に刺されてしまったり」

 また、取り押さえる際には「ななめ」に向けるといいということです。

加藤さん:
「『けさ』といって斜めにかけていただいて、肩から脇に通すような形で持っていただくと、悪い人からしてもつかみにくい」

岐阜中警察署の太田勝生活安全課長:
「立川のような事件はいつ発生してもおかしくないと思っております。(先生は)まず冷静になっていただいて、相手との距離を取っていただきたい。(子供たちは)焦らずに落ち着いて先生の言うことを聞いて、慌てずに避難してほしいですね」

東海テレビ
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