北海道教育委員会が、管理職の許可なく児童や生徒とSNSなどでやりとりした教職員を、懲戒処分の対象に新たに加えたことが分かりました。

 道教委は教職員の懲戒処分の指針を2025年3月にあらため、翌4月から運用しています。

 新しい指針には、教職員が管理職の許可なく児童や生徒とSNSなどで私的なやりとりをした場合、「戒告」にすると明記されました。

 背景には、教職員による18歳未満の女性とのわいせつ事案が相次いでいることが挙げられます。

 道教委によりますと、わいせつ事案による2024年度の懲戒処分は7件。

 このうち児童や生徒が被害に遭った全てのケースで、教職員がSNSで児童・生徒とやり取りしていました。

 道教委は「改定によって教職員による性暴力を未然に防ぎたい」としています。

北海道文化放送
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