京都市のホテルがイスラエルからの宿泊客に「戦争犯罪に関与していない」などの書面に署名を求めていたことが分かりました。
京都市などによると、京都市東山区にあるホテルは先月、イスラエルからの男性客に「戦争犯罪に関与していない」といった内容の誓約書に署名を求めました。
男性客は最終的に署名をしたということです。
男性は徴兵制によりイスラエル軍に所属していたことがありました。
イスラエルメディアなどによると駐日イスラエル大使は「差別的で、深刻で、容認できない事件だ」と抗議の書面を京都市などに送ったということです。
京都市はホテルに対し、行政処分なども視野に入れ、聞き取り調査を実施しました。
これに対し、ホテル側は「署名を拒否されても宿泊は拒否しないので営業者の裁量の範囲だ」と説明していて、署名を続ける方針です。