市街地でのクマの目撃情報が相次いでいるとして、県は8日、2025年はじめて「クマ出没注意報」を発令し、注意を呼びかけている。
県の「クマ出没注意報」は、市街地における直近1週間のクマの目撃が5件以上になった場合に発令される。
県内では4月28日~5月4日までの1週間に5件の目撃があり、5月2日には上山市の住宅の庭にクマが数時間に渡って居座る事案も発生した。
県は被害を防ぐ対策として、クマが出没することの多い早朝・夜間の外出に注意することや、家の周りにクマのエサとなる果実の取り残しや生ごみを放置しないことなどをあげて注意を呼びかけている。
注意報の発令期間は5月8日~8月31日まで。
<県民への注意喚起>
1)クマの目撃情報があった場所では、音の出る物でクマに自分の存在を知らせること
2)クマの目撃情報があった場所での、早朝・夜間の外出は特に注意すること
3)万一、クマに出合ったら、落ち着いてゆっくりとその場から離れる
4)家の周囲の取り残しの果実・野菜、ハチの巣は撤去し、生ごみなどは放置しない
5)河川敷や公園などの刈払いを進める