アメリカのトランプ大統領は、ロシアとウクライナに対して、30日間の無条件の停戦を呼びかけました。
停戦が尊重されない場合には、新たな制裁を科すとしています。
トランプ氏は8日、自身のSNSに「ロシアとウクライナとの協議は継続中だ。アメリカは30日間の無条件での停戦を呼びかける」と投稿しました。
また、ロシアを念頭に「停戦が尊重されない場合には、追加の制裁を科す」としています。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領はSNSでトランプ大統領と電話で会談し停戦に向けて協議を行ったと明らかにしました。
その上で、トランプ氏に対し「きょうからでも30日間の停戦に応じる用意がある」と伝えたと強調し、ロシアに戦争を終結させる意志を示すよう求めました。
こうした中、ロシアは9日、第二次世界大戦の戦勝記念日を迎え、モスクワでは大規模な軍事パレードが行われます。
プーチン大統領は記念日にあわせ、8日からウクライナとの72時間の停戦を一方的に宣言しましたが、双方が相手が攻撃を続けていると主張しています。