日本郵便で、配達員の飲酒の有無などを確認する点呼が適切に行われていなかった問題で、国土交通省が大阪市内の郵便局に立ち入り検査を実施しました。
9日午前10時、国土交通省・近畿運輸局の職員らが、東住吉郵便局に立ち入り検査に入りました。
日本郵便は、集配業務を行う全国の郵便局のおよそ75パーセントで、配達前後の運転手に「酒気帯び」などを確認する点呼が適切に行われていなかったと明らかにしています。
近畿の郵便局では、全体のおよそ66パーセントにあたる243の局で、点呼が適切に行われていませんでした。
今回の立ち入り検査は近畿地方の郵便局では初めてで、近畿運輸局は、一連の問題の実態把握を進め、違反があれば、行政処分を検討するとしています。