仙台市は物価高の影響を受けている医療機関への補助金について、対象外の診療所にも誤って交付していたと発表しました。金額は総額で1240万円にのぼり、今後、個別に返還を依頼するということです。

仙台市健康福祉局保健衛生部 清水充部長
「関係者の皆さま、あわせて市民の皆さまにお詫びいたしますとともに、補助金を返還いただけるよう対応を進めてまいります。誠に申し訳ございませんでした」

交付ミスがあったのは、医療用資器材などの高騰の影響を受けている医療機関に対する仙台市の補助金です。

対象は、東北厚生局長から指定を受けた「保険医療機関」ですが、仙台市は2023年度と昨年度、対象ではない診療所のべ124件に1件あたり10万円、合わせて1240万円を誤って交付したということです。

4月10日、申請書に不備があり精査したところ、誤りが判明したということです。仙台市は、制度についての職員の理解が足りず、補助金申請の案内文書を対象外の医療機関にも送っていたことが原因としています。

仙台市は今後、補助金を誤って交付した医療機関へ事情を説明し、補助金の返還を依頼するということです。

仙台放送
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