子供がかかりやすいとされる「百日咳」について、仙台市内では先週、新たに14人の感染が確認されました。今年はすでに46人が感染し、去年1年間の9倍以上となっています。また、「りんご病」も感染が拡大しています。
仙台市によりますと、5月4日までの1週間で、市内で14人が「百日咳」と診断されました。今年に入ってからの患者数は合わせて46人と、去年1年間の5人を大幅に上回っています。激しいせきが続く「百日咳」は、乳児が感染して重症化した場合、死亡する恐れもあります。
また、同じく子供に多く見られる伝染性紅斑、いわゆる「りんご病」の患者数も今年に入ってから1057人と、229人だった去年の4倍以上となっています。「りんご病」は微熱やかぜの症状などが出たあと、手足に赤い発疹が現れます。
仙台市は手洗いなどの感染予防を心がけてほしいと呼びかけています。