宮城県石巻市の市街地でクマの目撃情報が相次いでいます。5月6日には大型商業施設の近くの県道を横断するクマが目撃され、8日は住宅街の近くの河川敷で、川を泳いで渡るクマが目撃されました。
5月8日午前11時ごろ、石巻市開北4丁目で住民から「クマを目撃した」と警察に通報がありました。駆けつけた警察官が、河川敷に体長約1メートルのクマがいるのを見つけ追跡したところ、クマは旧北上川を泳いで逃げていったということです。
クマが目撃された河川敷の近くには、多くの住宅が立ち並んでいます。約50分後、川を泳いでいったとみられるクマは、2キロほど離れた先で林の中に逃げ込む姿が目撃されました。
さらに、7日の日中には石巻市蛇田の水田で、6日夜には石巻市茜平1丁目で、県道を渡るクマが目撃されています。警察によりますと、大きさなどの特徴から同じクマの可能性もあるということです。
6日にクマが目撃された場所は、三陸道の石巻河南インターチェンジ入り口の交差点です。近くには大型商業施設もあり、駐車場の防犯カメラにもクマの姿が映っていたということです。
警察と石巻市が付近のパトロールを強化し、警戒にあたっています。