大阪府内のJRの駅で先月、2度にわたり、非常停止ボタンを複数回押して電車を遅延させ、業務を妨害した疑いで50歳の男が逮捕されたことがわかりました。
偽計業務妨害の疑いで逮捕されたのは、八尾市に住む50歳の警備員の男です。
男は先月10日午後5時頃と17日の午後6時過ぎ、大阪府内のJRの駅のホームで、異常が発生していないのに、非常停止ボタンを複数回押して電車を停止させ、遅れを生じさせるなど、業務を妨害した疑いが持たれています。
警察によると、駅に停止中の電車と後続の電車などに3分から5分ほどの遅れが生じ、10日については、乗客およそ1200人に影響が出たということです。
男は容疑を認めていて、10日の事件については「利用客の多いホームで、車掌が注意喚起の放送をせずドアを閉め、楽をしていると思ったので嫌がらせしようとした」と供述しています。
また、17日の事件については、「車内の自動放送の音が大きく、集中して本を読めないことに腹が立って、車掌に直接文句を言うために押した」と話しています。