北朝鮮が8日朝から立て続けに弾道ミサイルを発射しました。
韓国メディアは、ロシアへの輸出を念頭に置いた射程の短いミサイルの発射に力を入れているとの見方を伝えています。
韓国軍合同参謀本部は午前8時10分ごろから午前9時20分ごろにかけて、北朝鮮の東部・元山一帯から日本海に向けて様々な種類の短距離弾道ミサイルが発射されたと発表しました。
発射されたミサイルは最長で約800キロ飛行し日本海に落下したということです。
韓国軍はミサイルの関連情報を日本とアメリカ側に共有し詳細を分析中だとした上で、北朝鮮のミサイル発射に対し「朝鮮半島の平和と安定を深刻に脅かす明白な挑発行為で、強く糾弾する」としています。
北朝鮮が弾道ミサイルを発射するのは2025年に入り4回目で、約2か月ぶりです。
韓国の聯合ニュースは軍事的な協力を深めるロシアへの輸出を念頭に置き、射程の短いミサイルの試験発射に力を入れている可能性があるとの見方を伝えています。