例年、大型連休中に見頃を迎える北方文化博物館の藤の花が今年は少し遅れて今、見頃を迎えています。今年から新たな庭園が完成したことで色とりどりの藤の花が楽しめそうです。
【長谷川珠子アナウンサー】
「たくさんの花をつけ、手の届く位置まで垂れ下がる立派な藤の花。この藤の花のカーテンをくぐると、甘い上品な香りが漂っています」
新潟市江南区の北方文化博物館では今、藤の花が見頃を迎えています。
樹齢150年を超える木から大藤棚いっぱいにつるが広がり、気品あふれる花を咲かせていました。
【訪れた人】
「香りもいいし、色もなんとも言えない。これが藤色という色なんですよね。昔、高校生の時に来たとき、(藤の花は)小さかったのに、こんなに大きく育つんですね。絵を見ているみたい」
【訪れた人】
「ハチがたくさんいるが、ハチは藤に集中しているので、ハチをも魅了する花なんだと、素敵だと思う」
大藤棚の見頃は今週末までの見込みですが、今年からはもう少し長く藤の花が楽しめそうです。
【長谷川珠子アナウンサー】
「今年、新たな庭園が完成しました。大藤棚と見頃が入れ替わる形で、これまでなかった白い藤やピンク色の藤がこれから咲き始めます」
5年の歳月をかけ、4月に完成したのは畳1000枚分に広がる新たな庭園『八藤園』。来週には紫にかぎらず、色とりどりの藤が見頃を迎える予定です。
さらに八藤園には、通常の倍の長さまでつるが伸びる長藤も移植されています。
【北方文化博物館 佐藤隆男 館長】
「紫の色が非常に濃くて、長さでびっくりするのでは。長さは1mを超える」
今年からは藤の色や香りの違いを感じる新たな楽しみ方が生まれています。
【北方文化博物館 佐藤隆男 館長】
「ここに来るとタイムスリップしたような気持ちになる。別世界なので、こちらに来て心を癒してもらいたい」
北方文化博物館の大藤棚の見頃は今週末まで、八藤園の藤の見頃は来週いっぱいまで続く見込みです。