東京電力柏崎刈羽原発で事故が発生した際の国や自治体の対応方針などを定めた「緊急時対応」が取りまとめられたことを受け、新潟県の花角知事は「住民の不安をしっかり受け止め取り込んでもらった」などと評価しました。

「緊急時対応」は原発が立地する地域ごとに原発事故時の国や自治体の対応方針を定めるもので、5月2日に開かれた内閣府の防災協議会の作業部会で大雪時の屋内退避の考え方などを盛り込んだ最終案が了承されました。

この緊急時対応について再稼働議論の材料の一つとしてしていた花角知事は8日の会見で「現時点で自治体が望んでいたことは受け止められた」などと評価しました。

【花角知事】
「複合災害に対する住民の不安があったと思う。また新潟の場合は雪の心配があってそうしたものについてもしっかりと受け止めて取り込んでいただいた」

また、花角知事が議論の材料とする残る一つ「原発事故時の被ばくシミュレーション」についても県は近く結果を公表する見通しです。

NST新潟総合テレビ
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