特殊詐欺の撲滅へ…金融機関と警察が連携を強化です。
鳥取県内の金融機関と鳥取県警が新たに連携協定を結び、後を絶たない特殊詐欺被害の防止に向け共同宣言を発表しました。
鳥取県金融機関防犯協議会・平井耕司会長:
特殊詐欺被害撲滅のための共同宣言第2弾、新たな金融犯罪の対応を締結いたします。
新たに連携協定を結んだのは、鳥取県内の17の金融機関と県警です。
金融機関と県警の間にホットラインを開設、犯罪が発生した場合、金融機関が速やかに情報を提供、捜査に協力できるようにするほか、不正利用された口座の情報について両者が共有するなど詐欺被害防止に向けた対策を強化しました。
県内の金融機関や財務事務所、鳥取県警など参加する防犯協議会では、ちょうど1年前に特殊詐欺撲滅に向けた共同宣言を発表。
「白うさぎの知ろう詐欺!大作戦」の名の下、店頭での「声かけ」の強化や「振込限度額の見直し」など詐欺被害の防止の取り組みを行ってきました。
しかし2025年の特殊詐欺の被害は、5月6日までに39件と、前年同時期に比べ16件増加。被害額も、約1億1600万円と6倍以上に増加しています。
またロマンス詐欺の件数も、2024年の2倍以上になっています。
鳥取銀行金融犯罪対策室・北中克典室長:
各金融機関、それぞれ対策をやってるだけではとどまらないので、金融機関と警察、あるいは金融機関同士の連携で情報を密にして、新たな手口とかに対応していきたい。
防犯協議会では、今後も最新の手口を県民に周知するなど特殊詐欺の被害防止を図っていきたいとしています。