JR清水駅東口へのサッカースタジアム移転構想をめぐり、地元経済界が5月7日、難波市長に対し早期実現を要望しました。果たして市長の答えは?

7日午後、静岡市役所を訪れたのは静岡商工会議所の岸田裕之 会頭など地元経済界の3団体です。

難波市長に要望したのが…。

静岡商工会議所・岸田裕之 会頭:
新しいサッカースタジアムの建設の要望です。どうぞよろしくお願いいたします

3団体がそれぞれ渡したのはサッカーJ1・清水エスパルスの新たな本拠地となるスタジアム構想の早期実現です。

現在のIAIスタジアム日本平は老朽化やアクセスが課題で、市は清水駅東口の製油所跡地を移転先として地権者であるエネオスと協議を行ってきました。

ただ、具体的な計画は依然まとまらず…。

JR清水駅周辺では駿河湾フェリーの新ターミナルが完成し、清水河岸の市がリニューアルオープンするなど再開発が進む中、スタジアム構想が置き去りになっていると地元経済界が要望に来ました。

静岡商工会議所・岸田裕之 会頭:
ちょっと進んでいないという気がしていた。いかに魅力のある清水を作っていけるかが一番大事。前向きにいろんな点を検討していただけたら

これに対し難波市長は「協議は進んでいる」と説明し、エネオスの意向を踏まえながら慎重に議論していくと答えました。

静岡市・難波喬司 市長:
ご心配をおかけして申し訳ございません。いつまでというのは言えないが、お互いの考えているところは煮詰まってきた。できるだけ早くまずは土地の整理の仕方、土地の利活用の仕方についてエネオスと合意したい

7日はこれまで同様、実現に向けた具体的なスケジュールは示されませんでした。

地元からの期待感が増す中、交渉の行方にますます注目が集まっています。

テレビ静岡
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