中国の遊園地で起きた火災の映像。
建物の一部が激しく燃えています。
離れた場所からでも確認できるほど大きな火災ですが、現場近くの映像に記録されていたのは、「ちょっと暖かくなった」という、のんびりとしたつぶやきです。
なぜ慌てていないのでしょうか?
現場は中国・上海にある遊園地『ハッピーバレー』です。
さまざまなアトラクションやショーが楽しめるこの場所で火災が発生したのは、5月3日のことでした。
建物から火の手が上がり、瞬く間に燃え上がったのです。
離れた場所から炎を見た人は気が動転。
それとは対照的に、現場近くにいた来場者は、なぜか慌てることなくその場にとどまっています。
観客がパニックにならなかった理由の1つとして考えられているのが、ここで人気のショーです。
達人らが巧みに炎を操るファイアショー。
映像では時折、激しい炎を上げる様子が確認できます。
この遊園地では、ファイアショーのような火を使った演出がよく行われていたこともあり、現地メディアは、「観客が演出と勘違いしていた」などと報じています。
これまでに出火原因は分かっていませんが、けが人などは出ていないということです。