2025年のゴールデンウィークにひと際にぎわっていたかもしれないのが鳥取県中部です。倉吉市にできた鳥取県立美術館、そしてリニューアルオープンした北栄町の「道の駅ほうじょう」、2つの新しい施設の効果でこの連休、多くの人が訪れました。

3月末にオープンした倉吉市の鳥取県立美術館。連休最終日の6日に取材に訪れてみると…。

岡本楓賀アナウンサー:
チケットブースには列ができ、賑わいをみせています。

お目当ては開館記念展です。県が3億円で購入したアンディ・ウォーホルの「ブリロの箱」の前では多くの人が足を止め、見入っていました。

来館者:
「あれがサインだな…」

来館者(岡山から):
「近くにいるけどなかなか来れなくて、雨なのでちょうど良いかなとお思って来ました」

来館者(出雲から):
「現代美術を久しぶりに見た気がして刺激があるなと思った。新しくできた所をのぞきたいと思って」

オープンから5月5日までの来館者数は約5万人で、目標の年間20万人に向け順調な滑り出しです。

「こどもの日」の5日は、屋外でマーケットイベントが開催されたこともあり、約5500人が来館、これまで最も多かった開館日3月30日の約3500人を上回る人出となりました。

鳥取県立美術館・尾崎信一郎館長:
開館して初めて(大型連休)ということで、多くの人に来ていただきました。人気のある、人を集める企画を続けて美術館に親しんでいただきたいと思っている。

吹き抜けのホール「ひろま」やテラスなど、無料で利用できるフリースペースが多い県立美術館、日常的にアートに親しめる場所として定着しそうです。

一方、こちらもオープン後、初めてのゴールデンウィークを迎えたのが北栄町にある道の駅です。

岡本楓賀アナウンサー:
鳥取県立美術館から車で15分離れたこちらの道の駅では、駐車場がいっぱいになっていて、駐車場に入る車の列が出来ています。

4月に北栄町にオープンした「道の駅ほうじょう」。この連休期間中、駐車場はほぼ満車状態、施設の中も大勢の利用客でにぎわいました。

訪れた人:
人が多すぎて見るものが困りました。いっぱい買いたいものがありますので。

「食のテーマパーク」をテーマにリニューアルオープンした道の駅。レストランとテイクアウトショップには、70品のオリジナルメニュー。昼時には長い列ができました。
そしてようやく提供された「ねばりっこ丼」に「海鮮丼」など日本海の幸がふんだんに使われた料理を味わっていました。

訪れた人:
おいしい。実家から帰るところなんですが、最近オープンしたと聞いて来ました。

道の駅ほうじょう濱田淳駅長:
多くの人に来ていただいて嬉しいです。また県立美術館の後にいらっしゃる方も多いです。今後も鳥取県中部を盛り上げていきたいです。

オープン直後に迎えたゴールデンウィーク、県立美術館との相乗効果もあって、道の駅は順調なスタートを切ったようです。

TSKさんいん中央テレビ
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