北アルプス蝶ヶ岳の蝶沢付近(標高約2100メートル)で神奈川県海老名市の会社員の男性(53)が滑落して、重傷を負いました。
男性は5日、単独で蝶ヶ岳に入山し、下山中にバランスを崩して転倒し、約20メートル登山道から滑落してけがをしました。
付近を通りかかった登山者を通じて午後1時半ころ、消防に救助要請があり、午後3時半過ぎに長野県消防防災ヘリで救助し、松本市内の病院に搬送しました。
男性は頸椎骨折などで重傷の模様です。
大型連休中(4月26日~5日午後10時時点)、県内では、少なくとも24件の山岳遭難が発生し4人が死亡しています。
長野県警は
・自身の力量に見合った山を選ぶ
・天候を確認する(悪天候時は冬山と同じ)
・十分な装備(軽アイゼンで大丈夫か?)
・ルートの確認(登山道は雪の下の場合がある)
ことなどを呼びかけています。