いよいよ大型連休も6日が最終日に。どう過ごそうかと考えている皆さんへ、福島県の気軽に楽しめる「おいしい」「学べる」スポットを紹介する。
■黒いソフトクリームはいかが?
東北自動車道・安達太良サービスエリア(上り)の新商品「あだたらブラックソフト~俺のソフト~」(税込550円)。
強そうな見た目に反して、優しい甘さがやみつきになる「ブラックソフト」は、フードコートでダントツ一番人気の「郡山ブラックラーメン」にあやかって、竹炭パウダーで漆黒の輝きを表現した。
安達太良SA上り線の副支配人・後藤竜太さんは「まず目立つというところで、より黒くできないかというところをこだわって作りました」と話す。
ドライブの醍醐味のひとつ「サービスエリア飯」のなかでも、ソフトクリームを推していこうということで、ネクスコ東日本は2年前からソフトクリームマップを配布している。(10月13日まで)
県内からは、ほかにも「酪王カフェオレ」ソフトなど13種類がラインナップしている。
ところで安達太良SAの「ブラックソフト」…食べるとちょっとだけ口が真っ黒になるので、ご注意ください。
■珍しい「春現れる妖精」を見に行こう!
さて、おいしいもののあとは…福島県猪苗代町の「アクアマリンいなわしろカワセミ水族館」で「チョウカイキタホウネンエビ」を観察してみては?
ミジンコやカブトエビなどと同じ、小型の甲殻類に分類されるこの生き物が生息するのは会津地方の山の中に一時的に現れる水たまり。
夏の乾燥を耐え抜いた卵が、春の雪解け水でふ化することから「春現れる妖精」とも呼ばれ、いまのところ福島県内では一カ所でしか生息が確認されていない。
観察した人は「泳いでいる様子が楽しそう」「泳ぎ方が独特で、雪解けの水たまりに発生するというのは不思議で面白いなと思いました」と魅了された様子。
1カ月ほどで卵を生んで一生を終えるという可愛らしくもはかない「春の妖精」…今がまさにその姿を見ることができる一瞬だという。
平澤桂副館長は「全国でも当館だけの展示となっていますので、変わった生き物がいるというのを着眼点としてもっていただきながら、どういった動きをするかとかそういったところもじっくり観察してほしい」と話した。
<アクアマリンいなわしろカワセミ水族館>
年中無休 午前9:30~午後5:00まで