宮崎市青島では、付近の駐車場に長蛇の列が…。参道からビーチまで、宮崎県の内外からの観光客で大にぎわいとなりました。

中には、マリンスポーツを楽しむ人もいて、一足早い夏の訪れを思い思いに堪能していました。そんな中…。

(竹下凜アナウンサー)
「多くの人でにぎわいを見せる青島。実はアカウミガメの産卵地なんです。そんな青島で、きょうは、子供たちがアカウミガメについて学び、保護活動の一歩となるイベントが行われました」

青島ビーチ渚の交番に集まったのは、宮崎市の絵画教室・現代っ子センターの子供たちです。

イベントでは、宮崎大学の西田伸教授が、日本が北太平洋で唯一のアカウミガメの産卵地であること、宮崎が全国で2番目に多くアカウミガメが産卵に訪れる場所であることなどを説明。環境を守る大切さを訴えました。

(宮崎大学教育学部 西田伸教授)
「日本の卵を産む場所がなくなってしまうと、北太平洋の広い海からアカウミガメはいなくなってしまいます。青島はとっても重要な砂浜。ごみをポイポイ捨てると、他の動物たちが困ることになる」

(参加した子供は)
「カメがごみを食べていることにびっくりしました」

また、イベントでは、ワークショップも行われ、子供たちはアカウミガメの産卵場所を知らせる看板などに絵を描いていました。

(絵を描いた子供は)
「砂浜がきれいになって、喜んでいる様子を描きました。たくさん卵を産んで、たくさんカメが生まれてきてほしいです」

子供たちの作品は、今までにアカウミガメが産卵に訪れた場所などに設置されるということです。

テレビ宮崎
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